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NEWS

●7/20 依頼者の声を更新しました。

●7/20 解決事例を追加しました。

 

■敷金返還.com お客様インタビュー
 H.Iさん(フォトグラファー)

東京都在住のフォトグラファーIさんは、賃貸マンション退去の際に受けとった敷金精算書に納得がいかず、敷金返還.comに相談した。大家さんに返還要求を行ったが和解には至らなかったため少額訴訟を行うことに。裁判を終えたばかりのIさんに、ことの発端から裁判に至るまでの経緯を詳しく伺った。(インタビュー 熊坂仁美)


 もくじ

  1. 敷金返還.comをどのように使ったか
  2. 乱暴に書き殴った敷金精算書に怒り
  3. ホームページの印象と現実の対応が違う敷金返還サイトにがっかり
  4. 返還をはねつけられ、少額訴訟をすることに
  5. 裁判はどのように行われたか
  6. 言葉に偽りなし~敷金返還.comへの評価


 敷金返還.comをどのように使ったか

― Iさんのお仕事について簡単に教えてください。

フリーランスのフォトグラファーとして働いて11年になります。主に 広告と雑誌の人物撮りを中心に 仕事を行っています。

― 今回、敷金返還.comをどのように利用しましたか。

H.Iさんが少額訴訟を行った 東京簡易裁判所

先日、見習い時代から13年間住んでいた賃貸マンションを引き払い、東京都内の別のマンションに引っ越しをしました。その際に大家さんから受けとった敷金精算書の内容に納得がいかなかったため、インターネットで見つけた敷金返還.comに相談をしました。今年7月のことです。

敷金返還.comの長谷川司法書士に代理を依頼して大家側に敷金の返還請求をしましたが拒否されたため、裁判という形を取りました。「少額訴訟」(60万円以下の訴えで原則1回のみの審理で行う裁判)という簡易的な裁判でした。

11月に東京簡易裁判所で裁判が行われ、和解となりました。12月末に和解金が大家側から支払われました。



 乱暴に書き殴った敷金精算書に怒り

― では、敷金精算の問題が起きるまでの経緯について伺っていきたいと思います。まず、住んでいたのはどのようなマンションだったのですか。

私が住んでいたのは築30年以上のマンションの4階部分でした。古いせいか、住み始めた当初から雨漏りトラブルがありました。

大家さんはすぐ隣に住んでいて、家族で大家業をされていました。引っ越ししたときからずっと管理をされていたのはお父さんで、、雨漏りを自分で修繕するなどマメに手入れをしてくれるいい方でした。しかし数年前から親族のAさんが管理をするようになってから掃除が行き届かなくなるなど管理がずさんになりました。それに対し不満がたまってきたこともあり、引っ越しをすることになりました。

退去する際には一生懸命掃除をしました。穴を開けたとか、ドアを壊すなどは一切なく引き渡ししました。退去立ち会いをしたお父さんからは「きれいに(掃除を)したねぇ」と言われました。

半月ほどたち、精算書が届きました。一読して、「なんだこりゃ」と思いました。

― どんな内容だったのですか。

修繕や清掃箇所が何項目か書いてあって、「本当はプラスで請求すべき金額なのですが、今回はサービスで差し引き0円です」と書いてありました。その書き方がなんというか、乱暴なんです。

― 乱暴と言いますと?

書き殴ったような手書き文字で、『換気扇特別洗浄』とか『ベランダ特別清掃』など、適当に書いたという印象でした。もしかしたら何でも「特別」とつければ高く請求できると思っているのでは?と感じました。

敷金については、13年も住んでいましたのでさほど期待はしていませんでしたが、立ち会いの特に何も言われませんでしたのでいくらかは戻ってくるものだろうと思っていました。

世の中はこれが当たり前なのだろうか。大家側の言い分にこちらは「はいわかりました」、とそのまま飲まなければならないのか。大家側の「書いたモン勝ち」の世界なのか。他の人もみんなそうなのか。

そんな疑問がわき上がり、釈然としませんでした。

 

 ホームページの印象と現実の対応が違う敷金返還サイトにがっかり

― 釈然としない気持ちになり、どうしましたか。

こういうやり方が当たり前なのか、一度プロの人に聞いてみたいと思いました。もし当たり前ですと言われれば、それはそれで納得できます。

そこでネットで調べてみました。「敷金返還」などの単語で検索すると、敷金返還を代理で行うサービスのホームページがたくさん出てきて、やはり同じように思っている人がたくさんいることを知りました。 良さそうなところに何件か電話をしてみました。

ところが、お金にならないと思ったのか、まったくやる気の感じられない対応のところが多くがっかりしました。「そんな案件を受ける人なんていないんじゃないですか」とまで言うところもありました。敷金返還.comを知るまで7~8件は電話したでしょうか。

― 敷金返還.comはどんな対応だったのですか。

敷金返還.comに電話すると、まず状況確認の質問を受けました。「ペットを飼っていなかったか」「残置物なく引き払ったか」という2点を聞かれ、2つともNOだというと、「それならば受けることができます」と言われほっとしました。ここに代理請求をお願いしてみようと思いました。

 

 返還をはねつけられ、少額訴訟をすることに

― 代理請求を依頼すると、まず何をするのでしょうか。

最初にしたことは、部屋を借りたときの賃貸契約書と、問題の精算書をFAXすることでした。

それからはホームページに書いてあるとおり長谷川司法書士に一任し、その後の大家側と書類のやりとりを全て行っていただきました。

大家側は、敷金返還を拒否してきただけでなくかなり攻撃的で、「何の権利があってあなたが敷金返還を要請してくるのか」「振り込め詐欺だ」とまで長谷川司法書士に言ってきたそうです。また、「善意で0円にしたのにこういうことでは100万円請求する」などと言われたということでした。

返還に応じる様子が全くないということで、長谷川司法書士から「このまま泣き寝入りをせず、裁判をしませんか。少額訴訟というものがあります」と提案を受け、「建物が古いということをポイントにして訴状を作ります」と言われました。裁判にかかるお金は数千円ということでしたので、やってみようと思いました。

― たとえ少額訴訟でも、裁判を起こすのは勇気が要ったのではないでしょうか。

妻も含め周りからは、「たいした額でもないし、やめた方がいいんじゃないの」と再三言われました。

でも、確かに小さなことかもしれませんが、私は何かをグレーゾーンのまま終わらせたり、泣き寝入りをするのは気持ちが悪いので、白黒つけたいという思いが強くありました。 ずっとフリーで仕事をしてきましたので、妥協したり「まあいいか」と流してしまうのは性に合いません。

ただ、裁判となれば何回も裁判所に行くことになり時間がかかるというイメージがありました。先のスケジュールを決めにくい仕事なので、何度も裁判所に足を運ぶのはほぼ不可能です。でも一回で決着のつく少額訴訟ならできそうだと思いました。


 裁判はどのように行われたか

― 裁判をすると決めると、まず何をするのでしょうか。

まず、裁判には訴状が必要ということで、私が書いたものをもとに長谷川司法書士に訴状を作っていただきました。

裁判前に私がしたのは、その訴状を持って裁判所に行ったことと、マンションの状況確認をするために法務局に謄本を取りに行ったことの2点でした。

― 裁判当日の様子について教えてください。

東京簡易裁判所に着くと、まず入り口のところで自分の裁判が行われる場所を確認しました。裁判を行う部屋のスケジュールはどこも一杯で、世の中こんなに裁判を行っているんだなあと妙に感心してしまいました。

裁判など初めてのことなので、緊張しながら部屋の前で待機していました。時間になると扉が中から開き、法廷に入ると、丸テーブルがありました。

これまで法廷というと、TVドラマで見るようなコの字型のテーブルがあって厳粛で硬い感じだとばかり思っていましたので、イメージとだいぶ違うなと思いました。

その丸テーブルをはさんで原告(私)と被告(大家側代表)と裁判官、書記官が座ります。ここで再度、少額訴訟で良いかという確認をされました。

実は、大家側の代表がAさんではなくお父さんであるのを見た時点で、ちょっと拍子抜けしていました。今回の件に関してはAさんと戦っていたつもりなので裁判にも当然Aさんが来ると思っていたからです。

裁判が始まると、裁判官が開口一番に「被告に敷金の定義をお話します。敷金というのは全額返還が原則です」と断言したのに驚きました。

一般的には「敷金はいろいろ差し引かれるもの」という認識がありますが、法律上は「リフォーム代や掃除の代金は貸す側が負担」ということでした。心強い言葉でした。

話がもつれるだろうと覚悟して臨戦態勢で臨んだのですが、そのような言葉で始まりましたし、相手が温厚なお父さんだったので淡々と進みました。和解をすすめられた時には迷いなく応じました。

和解が決まるといったん審理が中断し、原告と被告が順番に別の部屋に呼ばれて、委員の方が別々に話をして、お互いに了解をとるという形で進みました。その結果「大家側から12月末までに和解金を支払う」ということが決定しました。

全部合わせても1時間かからずに全てが終了しました。

― 裁判を終えてみて、どんな感想を持ちましたか。

やはり裁判というのは争いごとですから、正直あまり良い気持ちのするものではありません。精神的にもキツイですし、3ヶ月間、なにかと時間を取られました。ですから他の人に是非やったらいいよ、とすすめるつもりはありません。

ただ、白黒はっきりついたことはよかったと思います。白黒をつけるには第三者にジャッジをしてもらうしかありませんし、法治国家なのでその第三者が裁判所だったということです。


 言葉に偽りなし~敷金返還.comへの評価

― 敷金返還.comを利用してみての評価をお聞かせください。

敷金返還.comは、ホームページの言葉に偽りなしでした。

冒頭にも申し上げた通り、敷金返還を行うサイトはたくさんありましたが、ホームページ上では運営者の写真も良い感じで『絶対敷金を取り戻します!』『どんな案件でも引き受けます!』といった謳い文句なのに、電話するとまったく期待と違うところばかりでがっかりしました。

その点敷金返還.comは、ホームページに書いてある通りに返還請求を受け付けてくれて、料金もその通りでした。受け入れてくれる門戸が広いと感じました。

夜遅くの質問メールもすぐに返していただくなど、長谷川司法書士は本当によくやっていただいて感謝しています。裁判の際には、法律のプロの作った訴状があったからこそ手続きがスムーズに進んだのだと思います。

― 敷金返還.comへ、今後の期待があればお願いします。

裁判所で他の裁判の内容を見た限りでは、敷金返還に関するものはだいぶ少ないようでした。きっと私のように納得がいなくても、争いごとを避けるために泣き寝入りしてしまう方が多いのではないでしょうか。

敷金返還.comにはこれからも、勇気を持って一歩を踏み出す人のために力強いサポートをしていただきたいと思っています。今回は本当にお世話になりました。

 

 

― H.I様、お忙しい中貴重なお話ありがとうございました。

 




※取材日時:2009年12月  事例インタビュー:取材屋